株式投資に役立つ基本指標まとめ|数値例付きでわかりやすく解説!
株式投資において、企業を正しく評価するためには、複数の「指標」を組み合わせて見ることが大切です。
このページでは、重要な指標をテーマごとに整理し、理解しやすいよう簡単な数値例も添えてご紹介します。
📈 株価指標|割安度をチェックしよう
- PER(株価収益率):株価が利益に対して高いか安いかを見る指標。
例:PER10倍=利益10年分で株価を回収できるイメージ
- PBR(株価純資産倍率):株価が企業の純資産に対して高いか安いかを見る指標。
例:PBR0.8倍=解散価値より株価が20%安い状態
- 時価総額:株価×発行済株式数。企業の市場規模を示します。
例:株価1,000円×1億株=時価総額1,000億円
- 過去5年間PBR相対水準:過去平均PBRと比較して現在が割安かを見る指標。
例:過去平均1.5倍→現在0.9倍=歴史的に割安
💰 還元指標|配当や自社株買いをチェックしよう
- 配当利回り:株価に対して年間配当金が何%に相当するか。
例:株価2,000円・配当100円=配当利回り5%
- 配当性向:企業の利益のうち配当に回す割合。
例:利益100億円・配当30億円=配当性向30%
- 総還元性向:配当+自社株買いを合わせた株主還元率。
例:利益100億円・配当+自社株買い50億円=総還元性向50%
- 配当成長率(追加指標):過去5年でどれだけ配当が増えたか。
例:配当50円→75円=5年で50%増加
🏢 財務健全性指標|倒産リスク・安定性をチェックしよう
- ネットD/Eレシオ:純有利子負債と自己資本の比率。
例:純借金500億円・自己資本1,000億円=ネットD/E50%
- 自己資本比率(追加指標):総資産に占める自己資本の割合。
例:自己資本500億円・総資産1,000億円=自己資本比率50%
🚀 成長力指標|儲ける力・成長力をチェックしよう
- 営業利益率:売上高に対する営業利益の割合。
例:売上1,000億円・営業利益100億円=営業利益率10%
- ROE(自己資本利益率):株主資本に対する利益率。
例:自己資本500億円・純利益50億円=ROE10%
- 売上高成長率(追加指標):売上の前年同期比成長率。
例:前年売上800億円→今年1,000億円=成長率25%
- EPS成長率(追加指標):1株当たり利益(EPS)の成長率。
例:EPS100円→120円=成長率20%
🌍 海外依存度指標|為替リスクとグローバル展開をチェックしよう
- 海外売上高比率:売上高に対する海外売上の割合。
例:売上全体のうち海外200億円・国内800億円=海外売上比率20%
💡まとめ
株式投資では、指標単体ではなく、複数の指標を組み合わせて総合的に判断することが重要です。
割安性、収益性、財務健全性、成長性、還元姿勢──
これらをバランスよくチェックし、自分に合った銘柄選びを心がけましょう。