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前編:REITとは?仕組み・株との違いをやさしく解説

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REITとは?仕組み・株との違いをやさしく解説

最近「REIT(リート)」という言葉をよく耳にするけれど、株式とは何が違うの?という疑問を持つ方も多いはずです。本記事では、REITの基本的な仕組みや株式との違いについて初心者にもわかりやすく解説します。

REITとは何か?

REIT(Real Estate Investment Trust:不動産投資信託)とは、多くの投資家から集めたお金で不動産に投資し、その収益を分配する金融商品です。上場REITは株式と同じように証券取引所で売買されます。

REITと個別株の違い

  • 資産の裏付けが「不動産」である点
  • 配当性向が高く、収益の90%以上を分配する義務
  • 企業の成長よりも、安定収益が期待される

REITと実物不動産投資の違い

REITは実際に不動産を購入・管理する「現物不動産投資」とは異なり、証券口座さえあれば数万円程度の少額から始められます。物件の選定や管理、入居者対応などの手間が一切不要で、プロが運用してくれるのが大きなメリットです。

そのため、手軽に不動産収益に参加したい投資初心者にも人気があります。

REITの仕組み

REITは、投資法人が不動産を購入・運用し、そこから得られる賃料収入や売却益を投資家に分配する仕組みです。間に資産運用会社が入り、プロの運用が行われます。

【直近3年のREIT市況】コロナ後の回復と停滞

2020年のコロナショックでREITは一時的に大きく下落しました。オフィス需要の減少や商業施設の収益悪化が影響しましたが、2021年〜2022年にかけては徐々に回復し、物流施設や住宅系REITを中心に投資家の関心が戻りました。

しかし2023年以降は、日米の金利上昇が逆風となり、REIT全体としては価格が伸び悩む展開が続いています。特に借入比率の高い銘柄では、金利負担が増加して利回りの魅力がやや薄れる場面も見られます。

まとめ:REITの基本は押さえられましたか?

REITは、手軽に不動産投資ができる金融商品として人気が高まっています。株との違いを理解することで、自分の投資スタイルに合った資産配分がしやすくなります。

👉 中編はこちら → REITのメリット・リスク・投資戦略|おすすめの選び方も紹介

【ご注意事項】

本記事は特定銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。
株式投資は元本保証がなく、株価の変動等により損失が生じるリスクがあります。
投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
また、記載内容は作成時点の情報に基づいており、将来を保証するものではありません。
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