割安株

【6月・12月決算】今は買い時?年初来高値・安値から見る高配当株の位置づけ

【6月・12月決算】今は買い時?年初来高値・安値から見る高配当株の位置づけ

【6月・12月決算】今は買い時?年初来高値・安値から見る高配当株の位置づけ

本記事は、前回の 【6月・12月決算】高配当&財務優良の銘柄 にて紹介した11銘柄をもとに、現在の株価が年初来高値圏にあるのか、安値圏にあるのかを分析した続編です。

株価が高値圏にある銘柄は「勢いを持った注目株」、一方で安値圏にある銘柄は「反発期待のある割安株」として狙えるかもしれません。

📊 年初来高値・安値との乖離率一覧(高値圏 → 安値圏)

企業名 現在値 年初来高値 高値乖離率 年初来安値 安値乖離率 コメント
あいHD21182139-1.0179318.1ほぼ年初来高値圏。勢い継続中。
アルプス技研26632724-2.2217422.5高値に近づいているが利回りも良好。
ビジョン12661317-3.9101025.4高値圏に近く、やや過熱気味。
フルキャストHD15861656-4.2137015.8中立圏。配当重視で分散投資向き。
東洋炭素41004380-6.4312031.4上昇トレンド継続中、押し目狙いも可。
船井総研HD22612504-9.7200812.6安値から反発中。割安水準に近い。
ベース30103570-15.7247021.9調整局面中。底打ちを見極めたい。
ミルボン27043510-23.026701.3年初来安値付近。業績次第で反発あり。
アルバック49196632-25.8391525.6中間水準。トレンド転換確認したい。
HIOKI56908190-30.555502.5ほぼ底値圏。反発期待大。
ユニオンツール36555290-30.9312017.1まだ安値圏、需給と業績に注目。

📌 安値圏にある銘柄は中長期での反発を狙いやすく、一方で高値圏にある銘柄は勢いが続く可能性も。
ファンダメンタルズと併せて、エントリータイミングの判断に活用してみてください。

📈 買いに入るタイミング・利確の目安とは?

高配当銘柄は“長期保有前提”で選ばれることが多い一方で、買いタイミング・利確タイミングの見極めも非常に重要です。

  • 【買いタイミング】 年初来安値圏にあり、業績や配当の安定感が確認できる場合は、「割安で仕込むチャンス」となりやすい。
  • 【利確タイミング】 年初来高値圏に到達し、さらに制度信用倍率が高すぎる場合は、短期的な過熱感があるサイン。一部利確や様子見に切り替える判断材料になります。

たとえば、株価が年初来高値から-5%以内で推移しており、制度信用倍率が20倍超など買いが極端に偏っている場合は、反落リスクにも注意が必要です。

📌 高配当銘柄であっても、「割安だから買う」ではなく、「需給とタイミングを見極めて買う・売る」意識が中長期でのリターンに大きく影響します。

👉 制度信用倍率など需給の詳しい見方については、こちらの記事をご覧ください:
【6月・12月決算】需給に要注意!制度信用倍率から見る高配当株の位置づけ

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【ご注意事項】

本記事は特定銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。
株式投資は元本保証がなく、株価の変動等により損失が生じるリスクがあります。
投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
また、記載内容は作成時点の情報に基づいており、将来を保証するものではありません。
最新の情報や詳細は、各企業の公式IR資料などをご確認ください。