【6月・12月決算】今は買い時?年初来高値・安値から見る高配当株の位置づけ
本記事は、前回の 【6月・12月決算】高配当&財務優良の銘柄 にて紹介した11銘柄をもとに、現在の株価が年初来高値圏にあるのか、安値圏にあるのかを分析した続編です。
株価が高値圏にある銘柄は「勢いを持った注目株」、一方で安値圏にある銘柄は「反発期待のある割安株」として狙えるかもしれません。
📊 年初来高値・安値との乖離率一覧(高値圏 → 安値圏)
企業名 | 現在値 | 年初来高値 | 高値乖離率 | 年初来安値 | 安値乖離率 | コメント |
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あいHD | 2118 | 2139 | -1.0 | 1793 | 18.1 | ほぼ年初来高値圏。勢い継続中。 |
アルプス技研 | 2663 | 2724 | -2.2 | 2174 | 22.5 | 高値に近づいているが利回りも良好。 |
ビジョン | 1266 | 1317 | -3.9 | 1010 | 25.4 | 高値圏に近く、やや過熱気味。 |
フルキャストHD | 1586 | 1656 | -4.2 | 1370 | 15.8 | 中立圏。配当重視で分散投資向き。 |
東洋炭素 | 4100 | 4380 | -6.4 | 3120 | 31.4 | 上昇トレンド継続中、押し目狙いも可。 |
船井総研HD | 2261 | 2504 | -9.7 | 2008 | 12.6 | 安値から反発中。割安水準に近い。 |
ベース | 3010 | 3570 | -15.7 | 2470 | 21.9 | 調整局面中。底打ちを見極めたい。 |
ミルボン | 2704 | 3510 | -23.0 | 2670 | 1.3 | 年初来安値付近。業績次第で反発あり。 |
アルバック | 4919 | 6632 | -25.8 | 3915 | 25.6 | 中間水準。トレンド転換確認したい。 |
HIOKI | 5690 | 8190 | -30.5 | 5550 | 2.5 | ほぼ底値圏。反発期待大。 |
ユニオンツール | 3655 | 5290 | -30.9 | 3120 | 17.1 | まだ安値圏、需給と業績に注目。 |
📌 安値圏にある銘柄は中長期での反発を狙いやすく、一方で高値圏にある銘柄は勢いが続く可能性も。
ファンダメンタルズと併せて、エントリータイミングの判断に活用してみてください。
📈 買いに入るタイミング・利確の目安とは?
高配当銘柄は“長期保有前提”で選ばれることが多い一方で、買いタイミング・利確タイミングの見極めも非常に重要です。
- 【買いタイミング】 年初来安値圏にあり、業績や配当の安定感が確認できる場合は、「割安で仕込むチャンス」となりやすい。
- 【利確タイミング】 年初来高値圏に到達し、さらに制度信用倍率が高すぎる場合は、短期的な過熱感があるサイン。一部利確や様子見に切り替える判断材料になります。
たとえば、株価が年初来高値から-5%以内で推移しており、制度信用倍率が20倍超など買いが極端に偏っている場合は、反落リスクにも注意が必要です。
📌 高配当銘柄であっても、「割安だから買う」ではなく、「需給とタイミングを見極めて買う・売る」意識が中長期でのリターンに大きく影響します。
👉 制度信用倍率など需給の詳しい見方については、こちらの記事をご覧ください:
【6月・12月決算】需給に要注意!制度信用倍率から見る高配当株の位置づけ
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【ご注意事項】
本記事は特定銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。
株式投資は元本保証がなく、株価の変動等により損失が生じるリスクがあります。
投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
また、記載内容は作成時点の情報に基づいており、将来を保証するものではありません。
最新の情報や詳細は、各企業の公式IR資料などをご確認ください。