【業績好調&来期見通しが明るい銘柄まとめ】2025年春決算から読み解く有望企業リスト
公開日:2025年5月18日
はじめに
2025年4月14日〜5月16日にかけて、多くの上場企業が決算を発表しました。この期間に決算を公表した企業の中で、来期(2026年3月期)も明るい見通しを示した企業を、業種ごとに整理してご紹介します。
増益予想、最高益更新、黒字転換、増配発表など、企業の前向きな姿勢が見える銘柄を中心に、投資のヒントとなる一覧です。
製造業・電子部品・自動車
- 富士通(6702):最終77%増益、最高益更新、増配
- デンソー(6902):最高益更新見通し、自動車電動化が追い風
- アドバンテスト(6857):半導体市況回復期待、最高益更新
- MARUWA(5344):電子部品事業が好調、2期連続最高益
- ニデック(6594):19%増益、EV用製品が伸長
- 山洋電気(6516):インフラ投資需要で利益拡大
建設・インフラ関連
- 新日本空調(1952):2期連続最高益、案件増で収益拡大
- 大成建設(1801):コスト改善進み来期増益見通し
- 東急建設(1720):都市開発需要を背景に増収増益
- 中外炉工業(1964):工業炉受注堅調で上方修正
IT・SaaS・DX
- ボードルア(4413):30%増益で9期連続最高益、配当新設
- テラスカイ(3915):SaaS導入支援で成長継続、増益見通し
- サイエンスアーツ(4412):黒字浮上で3期ぶり最高益
- VRAIN Solution(135A):AI導入支援で54%増益
- ABEJA(5574):30%増益へ一転上方修正
- IDホールディングス(4709):堅調に最高益上乗せ
金融・保険・証券
- 三十三FG(7322):4期連続最高益、配当増額
- SBIインシュアランス(7326):9期連続最高益、保険需要拡大
- 西日本フィナンシャルHD(7189):地銀統合効果で増益継続
外食・小売・食品
- ドトール・日レスHD(3087):業績回復が進み、9期ぶり最高益見込み
- S Foods(2292):食肉事業が堅調、33%増益・増配
- ゲンダイエージェンシー(2411):32%増益・復配へ
資源・エネルギー・素材
- 住石ホールディングス(1514):安定収益+増配
- レノバ(9519):80%上方修正、来期も増益期待
- 四国化成HD(4099):四半期好調、建材・薬品部門が牽引
医薬・ライフサイエンス
- 第一三共(4568):ADC医薬品が牽引、来期も増益予想
- アステラス製薬(4503):一転増益でV字回復、増配も
不動産・建設資材
- プロパスト(3236):一転増益に修正、利益回復基調
- ククレブ・アドバイザーズ(276A):2.5倍増益、コンサル事業が堅調
著者コメント:安心して選ぶための視点
今回のまとめでは、幅広い業種において「増益」「黒字浮上」「最高益」「増配」といった前向きな見通しが確認できました。これは、企業側が今後の経済環境に対して一定の自信を持っていることの表れです。
中でも、SaaSやAI関連企業、地銀・再エネ・建設など、成長テーマと安定収益が両立する分野が目立ちます。また、増配や株主還元の強化は、長期投資家にとって安心材料のひとつです。
株価は短期的に上下することがありますが、業績を伸ばし続けている企業は中長期では株価にも反映される傾向があります。焦らず、企業の数字と方向性を冷静に見極めていく姿勢が、最終的に投資成果へとつながるでしょう。
この記事が、投資判断の参考になれば幸いです。
【ご注意事項】
本記事は特定銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。
株式投資は元本保証がなく、株価の変動等により損失が生じるリスクがあります。
投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。
また、記載内容は作成時点の情報に基づいており、将来を保証するものではありません。
最新の情報や詳細は、各企業の公式IR資料などをご確認ください。